地元民や移住者の有志でつくる

米作りの会「米米倶楽部」が、

小諸野岸幼稚園の子どもたちと共に、

アイガモ農法の

田んぼに鴨を放鳥する作業を

13日(木)に行いました。

 

自給自足に挑戦する一歩として

年間を通して

米作りを行う米米倶楽部。

与良に水田を持つ農家の

小山美直さんを中心に、

地元民や移住者の

有志18人で

構成された団体です。

 

小山さんは、

小諸野岸幼稚園の傍に

田んぼを所有しています。

この日は、

小山さんの指導の下、

アイガモ農法に挑戦。

田んぼに鴨を放鳥するという

貴重な機会を

体験してもらおうと、

小諸野岸幼稚園の園児らも

作業に参加しました。

 

小山美直さん

「去年こちらに居を構えて

住み始めた人たちの中に

「お米を作りたい」

という方がいて、

ちょっと相談があったから、

「それだったら

うちの田んぼ使ってもいいよ」

って。

わりと草だらけだったの、

田んぼが。

それで収穫祭を

秋にしたときに反省会で

「あの草をなんとかしなきゃ

いけないけど

何かいい方法がないのかな」

って聞かれたから、

「農薬を撒くのもいいけども、

農薬を嫌がる人もいるから、

それだったらアイガモでどう?」

って言ったら

皆さんノってきちゃって、

それでこういうふうに決まったわけです。」

 

園児らは見慣れない

アイガモの姿に歓声をあげ、

「がんばれ」の掛け声と共に

アイガモが

田んぼに入っていく様子を

見守りました。

 

園児4人

「(カモさん見てみてどうだった?)

楽しかった。」

「(カモさんかわいかった?)

うん。」

「かわいくって

なでなでしちゃったのが

楽しかった。」

「かわいかった。

(カモさん見たの初めて?)うん。

面白かった。」

 

アイガモを

田んぼに放つと、

雑草や農業害虫を食べて

駆除する効果があり、

無農薬による

安全な米を

生産することができます。

 

今後は、

アイガモが稲を

食べてしまわないよう

定期的に見守りながら、

9~10月頃の収穫を目安に

米作りを行っていくということです。

 

小山美直さん

「私はその活動を考える人たちの

意見を聞いて、

できることを協力する

っていう形ですね。

ですから、これでおそらく

皆さんこうやって

生き物を飼って、

生き物の命と

お米のでき具合で

どういう反省をするか。

ちょっとまたその辺も

秋が楽しみですね。

たぶん何かまた違うことを

考えるともうちょっと効率よく…。

今回初めてこれ

私もやるもんでね。

わからないこともあったけど、

効率よく

どうやってやるかってことも

考えれば

またこういうことも

いいのかなって思います。」